2025年度第1回(5月末)より英検®準2級プラスを開催
2025年度第1回検定より英検®準2級プラスが開催されます。、検定料は、英検(従来型)本会場実施は8,700円、準会場は6,400円。英検S-CBTと英検S-Interviewは9,300円(税込)です。当校でも5月末に準会場試験を開催予定です。本会場よりも3割弱安価に設定されていますので、受講生の皆様はぜひご利用ください。
準2級プラスの詳細や、サンプル問題はこちらに掲載されています。
https://www.eiken.or.jp/eiken/2025newgrade/index.html
英検2級合格については、しばしば「2級の壁」と称されるように、準2級と2級の間には大きなレベル差があり、「準2級までは順調に合格できても、2級でつまずく人が多い」とよく言われます。準2級では身近で日常的な話題が多い一方、2級からは社会の複雑な問題が扱われるようになり、語彙や表現力だけでなく、トピックの難易度も大幅に上がります。日本語で読んでも難しい内容が多いため、特に小中学生にとってはこのレベル差が大きく感じられることでしょう。実際、3級から準2級に合格するまでの平均期間は約8.8カ月ですが、準2級から2級合格までには平均13カ月以上かかっているそうです。
近年、小学生のうちから英検を受験する方が増えています。受験者のモチベーションを維持するためには、理想的には1年ごとに級を上げていくのが望ましいですが、小中学生はまだ社会的知識が不足していることもあり、準2級から2級へのステップアップが難しく、途中で英検を一時中断される方もいらっしゃるようです。その点で、準2級プラスの新設は、小中学生にとって英語学習の目標を徐々にステップアップさせる良い仕組みと言えるでしょう。
ただし、準2級プラスが新設されたことで、2級や準1級の難易度が押し上げられている印象もあります。要約ライティング問題が追加されたことでリーディングの問題数は減少したものの、問題そのものの難易度が上がったように感じます。そのため、2級の学習では過去問に取り組む際、正答率7~8割を目指しておくことが効果的です。
現在、英語ができる人が増える中で、試験の難化は避けられない流れです。大学入試で英検を活用する場合や英語力の証明として、2級が重要な基準であることに変わりはありません。引き続き2級合格を目指して学習を進めていきましょう!