2024年第1回から英検の問題がリニューアル
2024年第1回から英検の問題がリニューアルされます。1~2級ではライティングが2問になり英文を読んで要約する問題が、準2~3級にはEメール作成が追加されます準1級スピーキングでは意見を問う問題が追加されます。
英検ライティング問題は配点が異常に高く、パターンを覚えればそれなりに点数が取れるボーナス問題である一方、上位級では経済や社会など英語以外の高度な知識がないと高得点は取れず、他のセクションとのバランスが悪かったので、今回の改訂は、実際の英語運用力を計るという意味ではよい流れだと思います。
英文の要旨をつかんで自分の英語表現で言い換えるのは、現行のライティング問題より英語運用力が問われると思いますので、社会知識が不足がちだけど自然なアウトプットできるバイリンガルキッズには有利かもしれません。一方、曖昧な理解のギリギリ受かるレベルの受験生にとっては大変になるかもしれません。一般的に、要約は本文を十分に理解していないと解答できないですし、言い換えには語彙力と表現力が必要です。英文解釈に時間がかかる場合は制限時間がさらに厳しくなりそうなので、大学受験生にとっては2023年度内に合格しておいた方が対策がしやすく有利かもしれません。サンプル問題も出ているのでチェックしてみてください。
https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2023/pdf/20230706_info_eiken.pdf